セントリーボット

セントリーボットは、ロブコ・インダストリーズ(RobCo Industries)によって大戦前に開発された、重武装・重装甲の戦闘用ロボットです。
主にアメリカ軍や、アークトス・ファーマなどの巨大企業の重要拠点の警備に使用されていました。


特徴

セントリーボットは、プロテクトロンやMr.ハンディといった汎用ロボットとは異なり、純粋な戦闘用として設計されています。
その最大の特徴は、3輪の独立した駆動輪を備えた三脚構造の移動機構にあります。
これにより、巨体に似合わない高い機動性と、不整地における優れた安定性を発揮します。
機体は厚い鋼鉄の装甲板で守られており、小火器に対して非常に高い耐性を持ちます。
音声インターフェースは合成された単調なもので、主に警告や戦闘プロトコルの宣言に使用されます。

設計の変遷

セントリーボットの設計は時代や地域によって異なります。
初期のモデル(Mark IBなど)は、後のモデルに比べてややスリムな形状をしており、主にガトリングレーザーやミサイルランチャーを装備していました。
連邦(コモンウェルス)やアパラチアで見られる後期モデルは、より重厚な外見をしており、両腕にミニガン、ミサイルランチャー、ガトリングレーザーなどを自由に換装できる設計になっています。
また、肩部にクラスター爆弾やスモークディスペンサーを装備している個体も確認されています。

戦闘能力と弱点

セントリーボットは極めて強力な敵であり、遠距離ではミニガンやミサイルによる圧倒的な火力、近距離ではその巨体を生かした突進攻撃を繰り出します。

最大の弱点は、その高出力ゆえのオーバーヒート(過熱)です。
激しい戦闘を続けると、内蔵されたフュージョン・コアが過熱し、システムを保護するために一時的に活動を停止します。
この際、機体後部の排熱ベントが開放され、高温の蒸気が噴き出します。
この状態のセントリーボットは無防備であり、露出したフュージョン・コアを攻撃することで、致命的なダメージを与えることが可能です。
なお、破壊されたセントリーボットは高確率で激しく爆発するため、撃破直後に近づくのは非常に危険です。


各作品における詳細

Fallout & Fallout 2

Mark IB セントリーボットとして登場します。
これらは軍事基地や秘密施設の守護者として配置されていました。
主な武装はガトリングレーザーとプラズマライフルで、当時から「最も強力な警備ロボット」としての地位を確立していました。

Fallout 3 & Fallout New Vegas

Mark II モデルが登場します。
これらは一方の腕にミニガン、もう一方の腕にミサイルランチャーを標準装備しており、エンクレイヴやB.O.S.(Bothersome of Steel)の重要拠点の警備、あるいは荒野のパトロールに使用されていました。
このモデルは、中距離から長距離にかけて絶え間ない弾幕を浴びせてくるため、遮蔽物なしでの戦いは困難です。

Fallout 4 & Fallout 76

最も重厚で多機能なモデルが登場します。
移動時に独特の駆動音(ガシャガシャという重い音)を響かせ、突進攻撃を行うようになっています。
また、フュージョン・コアの排熱メカニズムがゲームシステムとして明確に組み込まれたのもこの世代からです。
アパラチア(Fallout 76)では、多くのセントリーボットが今なお「パラダイス計画」や軍事施設の防衛プロトコルを忠実に守り続けています。


注目の個体



注目すべき戦利品

セントリーボットを撃破することで、以下のアイテムが入手可能です。


登場するクエスト


備考


セントリーボットに関する雑記です。

セントリーボットのデザインは、1950年代のSF映画に登場する「レトロフューチャー」なロボット像から強い影響を受けています。
その三脚構造の足は、安定性と威圧感を同時に与えるために設計されました。

Robotics Expertのパークを持っている場合、セントリーボットをハッキングしてシャットダウンさせたり、自爆させたり、あるいは一時的に味方として戦わせたりすることができます。
特に強力なモデルと戦う際には、正面から挑むよりもハッキングを試みるほうが賢明な場合があります。

セントリーボットの背中にあるフュージョン・コアは、V.A.T.S.を使用することで狙いやすくなりますが、通常は機体の背面に回り込まなければターゲットにできません。
しかし、オーバーヒート中であれば正面からでも容易に狙うことができます。


舞台裏


登場作品 (Appearances)


感想

セントリーボットは、『Fallout』の世界における「圧倒的な力」と、それを維持できない「技術の限界」を同時に象徴している存在だと感じます。

完成された「威圧感」: 他の汎用ロボットとは一線を画す、純粋な戦闘用として磨き上げられた無機質なデザインと重厚な駆動音は、戦前技術の極致としての恐ろしさを完璧に表現しています。

皮肉な弱点: 全力を出すほど自らを危険に晒す「オーバーヒート」という致命的な欠陥は、当時の巨大企業や軍が抱えていた、制御不能なまでの「過剰な力」への依存と危うさを物語っているようで非常に興味深いです。

文明の残酷な遺物: かつての主人が亡くなった後も、無人となったアークトス・ファーマなどの施設を守り続ける姿には、戦前文明が残した「負の遺産」としての悲哀と不気味さを強く感じます。

まさに、戦前の傲慢さが形となって動き続けているような、非常にFalloutらしい「ロマンと恐怖」が詰まったキャラクターだと思います。

しかしなんで三輪駆動なんでしょうね。
四輪駆動の方が安定しそうだけれど。

This article was created by translating and editing from Nukapedia: The Fallout Wiki.
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